2010年09月26日
キーボード ~2
今朝、裏手の高台から西を撮影。
ホントに秋の空でした。
これから来春にかけて湿度が下がるので、楽器造りには逃せないシーズンです。
さて、キーボードの進捗状況。
キーパネルとフレームにバランスピンの穴を共加工したあと、両端に釘を仮打ちして位置を出し、ラックを接着。
これで組立後の位置決めは出来た・・・・はずです。
キーパネルとキーフレームが揃いました。
次はキーの表面に黄楊のカバーを接着し、切り離す工程が続きます。
しばらく気の抜けないイッパツ勝負の加工が続きそうです。
なにしろ1台目のキーボードを作ったのは20数年前になるので、どうやったか殆ど忘れています。
まだしばらく手探りが続きそうです。
2010年09月23日
キーボード
やっと今日から秋が来ました。
昨日昼ころ出かけたら、あまりの暑さにびっくり。
まるで夏の雲でした。
さて、キーボード。
プレイヤーと楽器の接点となる部分なので、細かい感触、タッチのフィーリング、さらに外観を大切にしたいです。
数日前に接ぎ合わせた板が落ち着いたので
寸法に切断、目違いと周囲を鉋で補正した後、ルーラーを使って(日本流に言えば尺竿ですが)51の鍵盤を罫書きました。
今日はここまで。
昨日昼ころ出かけたら、あまりの暑さにびっくり。
まるで夏の雲でした。
さて、キーボード。
プレイヤーと楽器の接点となる部分なので、細かい感触、タッチのフィーリング、さらに外観を大切にしたいです。
数日前に接ぎ合わせた板が落ち着いたので
寸法に切断、目違いと周囲を鉋で補正した後、ルーラーを使って(日本流に言えば尺竿ですが)51の鍵盤を罫書きました。
今日はここまで。
Posted by tanuki at
20:54
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2010年09月21日
長台鉋に感激
キーボードを作成中です。
完成するとこうなります。
今回は160mm巾の板を5枚接いで全巾700mmのキーレバー・ブランクを作ります。
その接ぎ面の合わせ削りに長台鉋が初登場。
やってみてビックリ!
イッパツで接ぎ面がぴたっと吸い付くように出来ちゃいました。
これまでは、普通の寸六鉋で何度も何度も削っては光に透かし、また削っては・・・・
の繰り返し。何回やってもなかなか良い面が出来ず、ウンザリする作業でした。
それが今日は・・・
寸六で荒仕上げ後、長台で数回面を削ると板厚の鉋屑が二枚並んで出てきました。
これが接ぎ面の長さ全体に出たところで板を合わせて光にかざしたら。。。
なんと吸い付くようにピッタリ。
早速、接着しました。
キーレバーをバラすことは考えないでいいので、気楽にタイトボンドでくっつけました。
あと3枚、今日中には終わりそうです。
やっぱり道具は大事だ、感激です。
完成するとこうなります。
今回は160mm巾の板を5枚接いで全巾700mmのキーレバー・ブランクを作ります。
その接ぎ面の合わせ削りに長台鉋が初登場。
やってみてビックリ!
イッパツで接ぎ面がぴたっと吸い付くように出来ちゃいました。
これまでは、普通の寸六鉋で何度も何度も削っては光に透かし、また削っては・・・・
の繰り返し。何回やってもなかなか良い面が出来ず、ウンザリする作業でした。
それが今日は・・・
寸六で荒仕上げ後、長台で数回面を削ると板厚の鉋屑が二枚並んで出てきました。
これが接ぎ面の長さ全体に出たところで板を合わせて光にかざしたら。。。
なんと吸い付くようにピッタリ。
早速、接着しました。
キーレバーをバラすことは考えないでいいので、気楽にタイトボンドでくっつけました。
あと3枚、今日中には終わりそうです。
やっぱり道具は大事だ、感激です。
Posted by tanuki at
11:32
│Comments(2)
2010年09月13日
Japanese Plane -日本鉋
マルチン・スコヴロネックさん、世界的なチェンバロの製作家で日本流に言えば「現代の名工」でしょうか。
彼の Hapsichord Construdtion(チェンバロの製作)と言う本は実に面白いです。
自らアマチュア出身と名乗るだけあって、気取らすに様々なノウハウを開示してくれる。
一例;
・・・板の接ぎ合わせ時、板が作業台にくっついてしまうのを防ぐには紙やレジ袋を敷いておくこと。
値段ラベルの裏紙はとても調子がいい。
自分は近くのスーパーの野菜売り場に行って、使用済みの古ロールを貰ってきています・・・
このマルチンさん、日本の鉋を幾つかの工程で推奨しています。
・・・西洋鉋と違い、高価で調整が大変だが十分それに見合う結果が得られる・・・
なんて書かれると、これは嬉しいですね。
欧米の工具・木工の通販サイトでは日本の道具を沢山扱っています。
鑿、鉋、鋸、チョウナからヤリ鉋まで揃っていて、トップページに「気持」なんて意味不明な漢字をあしらっているサイトもありました。
それなら、日本から直接発信すればいいのに・・と思い、検索したら大坂の業者さんが出していましたね。
http://japantool-iida.com/index.html
向こうの人たちがこんな厄介な道具をどうやって使いこなしているんでしょう?
You Tubeで、鉋台打ちの実演がUPされていました。カリフォルニアの何処かでデモ風景らしいです。
http://www.youtube.com/watch?v=WdHeYUP27FY
日本だって色々な道具の仕立て方に関する本、サイトはあるものの、こんなに分かりやすい動画で見ると、もう一つ実感があります。
それにしてもすごい短時間で仕上げるものだ!
なにやら話しているが、英語なんでよく分からんが・・
使いこなした一例はこちら。
アメリカ人らしいですが、鉋屑は0.02mmくらいにみえますね。奴も自慢気・・・
http://woodtreks.com/use-a-smoothing-plane-for-the-perfect-finish/139/
彼の Hapsichord Construdtion(チェンバロの製作)と言う本は実に面白いです。
自らアマチュア出身と名乗るだけあって、気取らすに様々なノウハウを開示してくれる。
一例;
・・・板の接ぎ合わせ時、板が作業台にくっついてしまうのを防ぐには紙やレジ袋を敷いておくこと。
値段ラベルの裏紙はとても調子がいい。
自分は近くのスーパーの野菜売り場に行って、使用済みの古ロールを貰ってきています・・・
このマルチンさん、日本の鉋を幾つかの工程で推奨しています。
・・・西洋鉋と違い、高価で調整が大変だが十分それに見合う結果が得られる・・・
なんて書かれると、これは嬉しいですね。
欧米の工具・木工の通販サイトでは日本の道具を沢山扱っています。
鑿、鉋、鋸、チョウナからヤリ鉋まで揃っていて、トップページに「気持」なんて意味不明な漢字をあしらっているサイトもありました。
それなら、日本から直接発信すればいいのに・・と思い、検索したら大坂の業者さんが出していましたね。
http://japantool-iida.com/index.html
向こうの人たちがこんな厄介な道具をどうやって使いこなしているんでしょう?
You Tubeで、鉋台打ちの実演がUPされていました。カリフォルニアの何処かでデモ風景らしいです。
http://www.youtube.com/watch?v=WdHeYUP27FY
日本だって色々な道具の仕立て方に関する本、サイトはあるものの、こんなに分かりやすい動画で見ると、もう一つ実感があります。
それにしてもすごい短時間で仕上げるものだ!
なにやら話しているが、英語なんでよく分からんが・・
使いこなした一例はこちら。
アメリカ人らしいですが、鉋屑は0.02mmくらいにみえますね。奴も自慢気・・・
http://woodtreks.com/use-a-smoothing-plane-for-the-perfect-finish/139/
タグ :japanese plane鉋
2010年09月04日
製作工程のビデオ
シドニーのチェンバロ工房 CBH(ケアリー・ビービー・ハープシコード) のサイトで製作工程のビデオを発見した。
様々な工程の映像がある。言葉はよく分からなくとも十分理解できる。
一例として、鍵盤の左右にRを取る工程。
平ヤスリと紙ヤスリでやっているのを見て、
「あ、結局そう言うことなんだよな」
と安心した。
手工業なんですね。
こちらが動画 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=053W49H9-u8&feature=related
な~るほど!上手いことやっているな、と感心するビデオが多い。
YouTubuなので、関連動画でさらにいろんな製作者のやり方を見ることも出来ることも分かった。
こりゃあ、いい情報源だわいとご機嫌な今朝です。
タグ :CBH