2010年10月31日
フレーム
季候も良し、フレームに着手しました。
部材を切り出し、
brace, stayを順次接着、
一段落。
一台目のヴァージナルはピッチ変動が大きく、設置場所が変わると落ち着くのに1日かかります。
温湿度の変化にも敏感に反応します。
ヨーロッパの乾燥した気候なら問題ないのかもしれませんが、我が宮崎で使うには夏の高温多湿にも耐えるタフネスが欲しいです。
トロピカル仕様として、新たに west plank/底板の結合部にダボを打って剛性UPしてみました。
さて効果は?
来夏が楽しみ・・・心配?・・・です。
部材を切り出し、
brace, stayを順次接着、
一段落。
一台目のヴァージナルはピッチ変動が大きく、設置場所が変わると落ち着くのに1日かかります。
温湿度の変化にも敏感に反応します。
ヨーロッパの乾燥した気候なら問題ないのかもしれませんが、我が宮崎で使うには夏の高温多湿にも耐えるタフネスが欲しいです。
トロピカル仕様として、新たに west plank/底板の結合部にダボを打って剛性UPしてみました。
さて効果は?
来夏が楽しみ・・・心配?・・・です。
2010年10月27日
スポークシェイブ
内R加工に必要と、またも道具を買ってしまった。
例えばこんな個所;
鑿と小刀で削っているのだが、我が輩の技術では表面ががさがさになってしまう。
どうせ見えない所と割り切る道もあり、かもしれないが・・・
南京鉋を探してみた。加工径の小さなものが見つからない。それに貧乏工房にとっては高価。
CBHのヴィデオで小さな金属製南京鉋的工具(中国語か・・?)を使っているので調べてみた。
Spokeshaveと言い、要するに西洋の南京鉋。
ところがこれも大型のものばかり。有名なStanleyでは全長10インチ。
探し回って、真鍮製の小さなやつを見つけた。
長さ3 1/2" (約8cm)
ところが・・・
米国Am*zonで注文しようとしたら、日本には売れないと言う表示・・・
さらに探し回ったら・・・ありましたね・・・・
ここ http://www.diefenbacher.com/Introduction.htm
お値段三個セットでたったの$24.50 +送料$12
今のドル安で、日本円¥3,000くらいかな。即刻発注。
すっかり道具マニアの道にのめり込んでおります。
蛇足ながら、一連のやりとりの中でDiefenbacher ToolsをやっているRonと言う男、いい奴だった。
発注から8時間で、発送したよとのメールが来た。
例えばこんな個所;
鑿と小刀で削っているのだが、我が輩の技術では表面ががさがさになってしまう。
どうせ見えない所と割り切る道もあり、かもしれないが・・・
南京鉋を探してみた。加工径の小さなものが見つからない。それに貧乏工房にとっては高価。
CBHのヴィデオで小さな金属製南京鉋的工具(中国語か・・?)を使っているので調べてみた。
Spokeshaveと言い、要するに西洋の南京鉋。
ところがこれも大型のものばかり。有名なStanleyでは全長10インチ。
探し回って、真鍮製の小さなやつを見つけた。
長さ3 1/2" (約8cm)
ところが・・・
米国Am*zonで注文しようとしたら、日本には売れないと言う表示・・・
さらに探し回ったら・・・ありましたね・・・・
ここ http://www.diefenbacher.com/Introduction.htm
お値段三個セットでたったの$24.50 +送料$12
今のドル安で、日本円¥3,000くらいかな。即刻発注。
すっかり道具マニアの道にのめり込んでおります。
蛇足ながら、一連のやりとりの中でDiefenbacher ToolsをやっているRonと言う男、いい奴だった。
発注から8時間で、発送したよとのメールが来た。
2010年10月24日
”チリ杉” を入手
チリ杉、現地名アレルセ(alerce)。
だいぶ迷ったものの、清水の舞台から飛び降りたと言うか、エイヤッとまとめて購入しました。
6mmに挽いた板材、
こちらは盤木のまま。
まとめてごそっと入りました。
ヴァージナルの外板にするので、ためしに鉋をかけてみました。
細かいきれいな木目です。
従来の亜麻仁油でのオイル仕上げを試してみると、黒みが強過ぎるような感じがする。
たまたま「蜜蝋ワックス」を発見したので、これも試してみました。
破線の右側が亜麻仁油、左側が蜜蝋ワックスです。
写真ではハッキリしませんが、蜜蝋だと赤みが残り、艶っぽい光沢が出ます。
これで行って見ようと思います。
だいぶ迷ったものの、清水の舞台から飛び降りたと言うか、エイヤッとまとめて購入しました。
6mmに挽いた板材、
こちらは盤木のまま。
まとめてごそっと入りました。
ヴァージナルの外板にするので、ためしに鉋をかけてみました。
細かいきれいな木目です。
従来の亜麻仁油でのオイル仕上げを試してみると、黒みが強過ぎるような感じがする。
たまたま「蜜蝋ワックス」を発見したので、これも試してみました。
破線の右側が亜麻仁油、左側が蜜蝋ワックスです。
写真ではハッキリしませんが、蜜蝋だと赤みが残り、艶っぽい光沢が出ます。
これで行って見ようと思います。
Posted by tanuki at
20:21
│Comments(0)
2010年10月22日
サウンドボード こんどはうまく行った
サウンドボードの削りが完了。
作業台の平面が出せたので、鉋仕上げも順調に運びました。
ぶら下げて叩いてみると ボン ボン ・・・とイメージ通りの音です。
季節も良し、そろそろ組立に掛かります。
作業台の平面が出せたので、鉋仕上げも順調に運びました。
ぶら下げて叩いてみると ボン ボン ・・・とイメージ通りの音です。
季節も良し、そろそろ組立に掛かります。
2010年10月20日
鉄骨?で補強
サウンドボードを仕上げようとしたが、鉋が掛からない。
3.5mm厚くらいに荒削りするまでは順調だったが、仕上げをかけようとしたら鉋は上滑りするだけで削れない。
刃を研いだり、台を調整したり、色々試したがダメ。
ふと気が付いた。
板が薄いので、作業台の平面度に倣ってしまっているのではないか?
測ってみたら案の定
1m尺を当てると真ん中では2.3mmのスキマ(下がっている)。
鉋台の長さは270mmだから、刃口では0.6mm空いていることになる。
これじゃあ刃が掛からないわけだ。
で、色々トライした結果、結局30mmの鉄アングルで補強した。
1m尺でチェックしたら、スキマはほぼゼロ。
費用 ¥800ほどでした
3.5mm厚くらいに荒削りするまでは順調だったが、仕上げをかけようとしたら鉋は上滑りするだけで削れない。
刃を研いだり、台を調整したり、色々試したがダメ。
ふと気が付いた。
板が薄いので、作業台の平面度に倣ってしまっているのではないか?
測ってみたら案の定
1m尺を当てると真ん中では2.3mmのスキマ(下がっている)。
鉋台の長さは270mmだから、刃口では0.6mm空いていることになる。
これじゃあ刃が掛からないわけだ。
で、色々トライした結果、結局30mmの鉄アングルで補強した。
1m尺でチェックしたら、スキマはほぼゼロ。
費用 ¥800ほどでした
2010年10月18日
キーボード、やっと(半)完成
キーパネルの接ぎ合わせから約1ヶ月弱、ナチュラルキーの加工が完了。
これで(半)完成状態です。
アーケード(正面の円形模様飾り板)を貼り付け、
表面の化粧板を貼り、
演奏時に指の触れる個所のR付け
・・・・・
次はシャープキー取り付けなんですが、ちょいと工程を変更しました。
ケースが出来てからシャープキーの長さを現合で合わせ込んだ方が確実と思いました。
まったく手間が掛かります。
とりあえず、これにて終了。
これで(半)完成状態です。
アーケード(正面の円形模様飾り板)を貼り付け、
表面の化粧板を貼り、
演奏時に指の触れる個所のR付け
・・・・・
次はシャープキー取り付けなんですが、ちょいと工程を変更しました。
ケースが出来てからシャープキーの長さを現合で合わせ込んだ方が確実と思いました。
まったく手間が掛かります。
とりあえず、これにて終了。
2010年10月03日
鑿を研ぐ治具
鑿がうまく研げません。
丸刃になるし刃先は傾くし、研いでいても疲れるばかりです。
さればとて研ぎ治具を買いに行ったのですが、H店にもN店にも在庫なし。
たまたま、溝のない戸車を見つけたので作ることにしました。
材料費は、戸車@¥73X2、ビス、蝶ナットなど、¥200以下でした。
単純な治具です。
過度の汎用性は求めずに、手持ちの鑿3mm~30mmが研げればヨシ! と割り切っています。
こちらは下側。戸車2個で支えています。
早速研いでみました。
鑿を支える力がいらないので、楽に滑らすだけで研げました。
30mmと15mmの結果です。
思っていた以上に酷いものです。
刃先は同じ方向に傾いていたことが歴然です。
利き腕の関係で、研ぎが偏っていたのでしょうね。
しばらくこれでやってみようと思います。
丸刃になるし刃先は傾くし、研いでいても疲れるばかりです。
さればとて研ぎ治具を買いに行ったのですが、H店にもN店にも在庫なし。
たまたま、溝のない戸車を見つけたので作ることにしました。
材料費は、戸車@¥73X2、ビス、蝶ナットなど、¥200以下でした。
単純な治具です。
過度の汎用性は求めずに、手持ちの鑿3mm~30mmが研げればヨシ! と割り切っています。
こちらは下側。戸車2個で支えています。
早速研いでみました。
鑿を支える力がいらないので、楽に滑らすだけで研げました。
30mmと15mmの結果です。
思っていた以上に酷いものです。
刃先は同じ方向に傾いていたことが歴然です。
利き腕の関係で、研ぎが偏っていたのでしょうね。
しばらくこれでやってみようと思います。
Posted by tanuki at
13:43
│Comments(0)
2010年10月02日
キーボード ~切り離し
このキーボードという奴、いちばん手間を食います。
さらに、演奏時のフィーリングを大事にしたいので、表面の手触り、操作荷重、などなど気を遣うのでなおさらです。
黄楊キープレートの前半分を貼り付け、前端を揃え、
まずは、ド-ミとファ-シのグループごとに切り分けました。
バランスピンの穴に特製のくさびを打ち込んで拡げ、
全部のキーを切り離し、フレームに組んでみて隙間の調整中です。
今日はここまで。
さらに、演奏時のフィーリングを大事にしたいので、表面の手触り、操作荷重、などなど気を遣うのでなおさらです。
黄楊キープレートの前半分を貼り付け、前端を揃え、
まずは、ド-ミとファ-シのグループごとに切り分けました。
バランスピンの穴に特製のくさびを打ち込んで拡げ、
全部のキーを切り離し、フレームに組んでみて隙間の調整中です。
今日はここまで。