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Posted by みやchan運営事務局 at

2015年10月30日

鋳造でローズを作る その2

本番の鋳造です。

先ずは ”溶解炉” 周り。
バーナーは昔の渓流釣り用でガスボンベの処分に困っていたもの。鍋(100均)と炎の大きさがちょうど合いました。
パイプメタルはパイプオルガン工房マイスターからの頂き物です。 感謝 感謝!




型は意匠面を下に80°くらいに傾けました。




エア溜まりがあちこちに出来て対策に苦労。
湯口を変えたり、ハーフショットで流れ方を見たり・・・ いろいろやってみたあげく型を右方向に20°ほど傾けて何とか妥協できるレベルになりました。
試作品がすんなり行けたのは厚さ方向の凹凸が少なかったためのようです。




完成品。
細かく見るとまだまだですが、金箔押して弦の下に取り付けるのでしげしげと見つめられることはなし!と割り切り。




10個取って製作終了。これだけあれば一生ものです。
試行錯誤含め30回余りの鋳造でシリコーン型の耐久性は充分でした。表面の変色はおそらくガスによるもので焦げてはいません。まだまだ使えます。




思わず入れ込んでしまって、かかり切りではないものの1.5ヶ月ほどの時間食いました。
次々とやってみたいことが出てきます。基本厚さは2mmでしたが3mmにしたら湯廻りが良くならないだろうか?ピューターを使えばもっと細部まできれいに転写出来ないか? ・・・・・ キリがありません。
趣味の一領域にしても面白そうです。  が、これで撃ち方止め!

  

2015年10月24日

鋳造でローズを作る

鋳造ローズ作りに嵌っています。

フレミッシュ・ベースのチェンバロ作り始めてから何時かはやってみたかったテーマで、見た目のもっともらしさだけでなく音響的な効果も関心事です。
サウンドホールの位置に質量 (100-200g) が付くと低音域のダンピングが改善されると言う論文もあり、「関係ないよ」と言う意見もありで、やってみないと分からない。
とは言っても、同じ楽器でローズを着脱しない限りその効果は評価できない・・・ まあともかくやってみよう、と言うわけで、頭の整理兼ねて途中経過のまとめです。


薬師寺東塔の水煙から笛吹く飛天をいただいて基本デザイン。




原型を石粉粘土で作りました。
やり方はフィギュア製作の手法を参考にしました。YouTubeにもたくさんの映像があって、とても分かりやすかったです。 
なるほどこんな感じか。。。ところが見るとやるとは大違い!。。。
道具作りから始まって試作というか練習を繰り返してやっと原型ができた。楽器に組めば弦の下で目立たないだろう、と適当に妥協。





次は鋳造のトライ。
失敗作の原型に湯口、空気抜き、オーバーフローを適当に付ける。100均の油粘土を使用。
シリコーンで反転型を取る。細かいところまで転写性は充分でした。






鋳造は短時間でできるので、湯口やオーバーフローを変えながら数回トライ。シリコーン型はパイプメタル(錫・鉛合金)の溶湯には十分耐えてくれます。





4回目でどうやら型構造(湯口、空気抜き、オーバーフローの位置と大きさ)にめどが付きました。



次は本番!


  

2015年10月10日

BENTSIDE 水曲げ成功

 水に漬けた側板を型に固定して4週間経ったので外してみた。




スプリングバックは許容範囲、前の方法(アルミホイル蒸し)と変わりません。
板巾のデータを見ると型固定後10日くらいで安定し、その後は日々の湿度変化に応じて伸縮しているようだ。手に持っても湿った感触はないのでこれなら組立に掛かれそうです。

ひと月あれば水だけで曲がる、というのは新しい発見でした。

【追記】板がねじれているように見えるという指摘を頂きましたが、ヘタな写真のせいです。実物は面が出ておりますよ。