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2011年12月01日

チェンバロを造ることになった

10月以降いろいろな急展開があってチェンバロを造ってみることにしました。
と言っても、いざ造ろうとするとそこまでの知識が全然無いことに気付きました。
  ・・・ けっこう分かっているつもりだったけれど、やっぱりダメね ・・・


お手本は17世紀以来名器と言うことで珍重されてきたルッカース一族の製品。資料の多さではおそらく随一だろうな。
 まずは、1637年Andreas Ruckersのオリジナル一段鍵盤の図面、これはニュルンベルクの博物館にメールしたらすぐに送ってくれた。意外とリーズナブル・プライスだった。

 殆ど同時に、丹波篠山の古楽器制作の大先輩から各種の楽器の図面がドサッと送られてきた!! 感謝感謝ニコニコ

 Grant O'Brienの "Ruckers"(1990) と言う本、こいつはリプリント版がびっくり安価で買えました。ちょいと前まで洋書と言ったらまず1万円はくだらなかったけれど、ね。


その辺りを読み込んで、まずは縮尺1/5の簡単なレイアウト図と構造模型を造りました。これが一月ほど前。

チェンバロを造ることになった

チェンバロを造ることになった



んで、立体的な構造イメージが頭の中になんとなく出来たのでいよいよ設計開始しました。
ポリエステルのシートは青写真屋さんにありました。これに線を引くのは何十年ぶりでしょうか。企業では20年くらい前に殆どがCAD化されて手描き図面は殆ど絶滅してしまいましたからね。

チェンバロを造ることになった

やはりと言うか、いざ製作図面を引こうとするとこれがなかなか進みません。
一番重要な弦長・プラッキングポイントを決めるのに3日かかりました。 複数のパラメータをうまくバランスさせて品物に仕立てるというのは、製造業の開発現場と一緒だなああ。。。

とりあえず設計完了まで、あと2週間くらいかかるだろうかガーン
ま、会社員時代と違って出図日程に迫られているわけではないので、その点気楽ですが。ビール

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Posted by tanuki at 17:39│Comments(0)チェンバロ
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