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2016年04月23日

ベントサイド スピネット

以前から気になっているベントサイドスピネットに着工しました。
18世紀イギリスで大量に売れた楽器で、当時のアップライトピアノの様なもの。現代日本の住宅事情に合うのではないかと思います。

原型はKeene & Brackley c.1715
’70年代の修復時に John Barnes が作成した詳細図面、写真、製作手引き本があります。


440/415Hzシフトを追加して21世紀仕様としました。
他に、RCM所蔵のanonym.図面、大阪芸大所蔵の楽器図面(平山照秋氏)を入手できました。並べてみると色々なことが分かり有難いです。


先ずは ”ベントサイド の水漬け・曲げ加工。 フレミッシュと比べて短く薄いので簡単です。




底板と1/5縮尺模型。
イタリアン・ヴァージナルの構造に近いですが、ピン盤が大きく重い、外板が厚い、内部の補強材が多いなど、音響的には重量級。




ピン盤周りを組み合わせてみました。(ナットを接着中)
作業用の仮脚に載せてあります。