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Posted by みやchan運営事務局 at

2020年05月31日

部品を作る

梅雨に入りました。曲げ木の部品をひとつずつ製作中。

ブリッジとナットは蒸篭で30分くらい蒸してから型に固定。



この写真はナットです。



1週間ほど放置して、昨日ピンブロックに接着。





次はベントサイドの曲げです。
こちらはイエローシダーの薄板なので、一晩水に漬けてから曲げました。ひょいッと簡単に曲がりました。




型は以前フレミッシュ用に作ったものを改造して流用。
フレミッシュの折には、ベントサイドの板厚が15mmと厚かったので1週間水漬けしましたが曲げるのは中々の力仕事でした。

次なる仕事は ・・・そろそろサウンドボードの板厚調整・・・ 鉋仕事にかからねば。
  

2020年05月18日

チェンバロのキモ 響板

雨の日が増えてきました。

PINBLOCK 周りの構造を組み立て完了。




楽器のキモはやはり響板 。ケースに先立って接ぎました。


大先輩にお世話いただいた50年ものドイツ松(スプルース)を木目合わせ。



接ぎの長さはこれまでの最長1.7m。


長台鉋で力を抜いて接ぎ面を取る。力加減がビミョー!


一番長い接ぎ面の接着中。





底板(左)と並べました。


接ぎ目が傾いて見えるのは温湿度の変化で起きることのある柾目に沿ったクラック防止策。
約5°の設定。
  

2020年05月06日

PIN-BLOCK 周り

設計変更を進めるうちに、イタリアン・チェンバロでは ピン・ブロック周りが基幹構造になるということが分かって来て、ほとんど全面的に図面を書き換えました。



M.Skowroneck著 "Cembalobau" は分かりやすいヒントに満ちた素晴らしい道標となりました。


図面作業ばかりだとウンザリしてくる。傍ら、並行して荒い木取り。

左右の ”HORSE" の上に、手前から
  PIN BLOCK, BOX SLIDE, UPPER BELLY RAIL, LOWER BELLY RAIL :



荒木取りして2週間ほど放置しました。5-10年寝かせた木材は曲がりや捻じれなどの狂いが来ませんでした。ありがたや!


部品加工、先ずははピン・ブロックの段欠き結合部から。



バンドソーと丸ノコで何とか加工。手間暇かかりました。昇降盤があれば楽に正確にできるのでしょうが・・・



イタリアンのジャックスライドは BOX SLIDEで溝切の精度が必要。こちらは先行して作成完了。


                      (クリックで拡大)