オーナーへメッセージ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
QRコード
QRCODE
みやchan インフォ
みやchan ホームに戻る
みやchan facebookページみやchan twitter

2012年01月01日

Toothing Plane (ギザ溝鉋?)


あけましておめでとうございます。

マルチン・スコヴロネック(Martin Skowroneck)が言うには、

接着面に"toothing"することが古くから行われてきた。 "Toothing Plane" で細かい溝を付けると余った接着剤の逃げ場になり、また、工程上のミスを緩和してくれる-ミスを完璧に防ぐことは出来ないからね-

嬉しいご発言ワーイ

余談だがこの人世界の名工なのに、こうした現場的で気取らないアプローチが満ちていて読んでいるとつい膝を痛くなるほど叩いてしまいます。
この本です、参考まで:
http://www.amazon.co.jp/Cembalobau-Martin-Skowroneck/dp/3932275586/ref=sr_1_1?s=english-books&ie=UTF8&qid=1325392235&sr=1-1


それで、ギザ溝鉋(?)を探し回りました。欧米ではポツポツと使われているようです。
接着面の溝入れだけでなく、複雑な木目を仕上げる前処理に使って逆目を防ぐと言う使い方が多いようです。
参考:http://anthonyhaycabinetmaker.wordpress.com/2011/01/29/the-toothing-plane-a-tool-of-our-time/

ところが国内には何処にも無い! 
日本鉋では名人にかかると大概の木目は削れてしまうので必要なかったのだろうか?


探し回った揚げ句、千葉のM先輩が貸してくれました。
アイアン(刃)だけを入手したそうで、スタンレーのブロックプレーンに合う仕様になってます。

Toothing Plane (ギザ溝鉋?)


SPF材の端材を削ってみるとWEBで見たとおりの削り屑が出ました。

''><br />
</strong></div>
		<a name=


同じカテゴリー(チェンバロ)の記事画像
イタリアン・チェンバロをオーバーホール
”のんびりバロック音楽” へ どうぞ
熱いコンサートが終了
公開レッスンです
ヴァージナルのハチ公 : 完成 !
ヴァージナルのハチ公  響板を組込む
同じカテゴリー(チェンバロ)の記事
 イタリアン・チェンバロをオーバーホール (2024-10-15 20:31)
 ”のんびりバロック音楽” へ どうぞ (2023-09-27 19:42)
 熱いコンサートが終了 (2023-08-07 18:37)
 公開レッスンです (2023-07-09 11:21)
 ヴァージナルのハチ公 : 完成 ! (2023-05-29 16:26)
 ヴァージナルのハチ公  響板を組込む (2023-05-11 06:51)
Posted by tanuki at 16:42│Comments(1)チェンバロ
この記事へのコメント
はじめまして
日本ではこのかんな身は伝統的には存在しないので殆ど使われませんが、刃先をちょっとかけさせるか、砥石で溝を入れれば同じ機能になります。
Posted by とおりすがり at 2013年09月01日 12:15
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
Toothing Plane (ギザ溝鉋?)