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Posted by みやchan運営事務局 at

2023年05月29日

ヴァージナルのハチ公 : 完成 !

梅雨入り前に出来上がりました。



脚、譜面台も揃いました。



さっそく試奏にお出でいただいたので、音色を少々お聞きください。
 (写真クリックでYoutubeに飛びます)


  

2023年05月11日

ヴァージナルのハチ公  響板を組込む

快晴の5月10日。
一大イベント(大袈裟・・・)の響板接着をやりました。

響板にはロゼッタを貼り付けて。。





助手くんと二人で組付け作業。



この助手くん、手際よくて接着剤塗布~クランプ完了まで10分でした。

治具類の準備と段取りには半日かかりましたけど、これはいつものことです。
「段取り8分」とは良く言ったものです。

梅雨入り前の完成が見えてきました。
  

2023年05月05日

ヴァージナルのハチ公 晴天を待つ

ロゼッタを貼り付ければ響板は完了。



ケースに接着したいのだが、昨日から雨がちで、明日は大雨の予報だ。
晴れて湿度が下がるのは来週後半になりそう。

いつも手伝ってもらう助手くんの都合からみても、やっぱり来週後半。

待ちの数日。
  

2023年04月29日

ヴァージナルのハチ公 外箱ができた

ケースの外板を一日に一面ずつ貼り込んできて、今日で5面ぜんぶ完成。



外板に板目を使ってみたくて、5年前に仕入れておいた熊本産の檜。
木目が派手で良いな。


こちらは背面。



次の目標は連休明けの響板組み込み、一日に4~5時間の作業するとして結構きつそうです。
  

2023年04月26日

ヴァージナルのハチ公 ~番外編~

気分転換のつもりで脚を作ったら、これが3日もかかってしまった。

ただの四角形では面白くないのでイタリアン風のデザインをパクった型紙。




曲線はSPF材を2枚重ねてジグソーで同時に切断。



当然に荒い鋸目が残る。

この後、鑿・紙やすり・ハンドボールに回転砥石を付けたもの・・など動員して鋸目を仕上げた。
うんざりする作業量 ‼






荏油でオイリング。
フレームを載せてみた。




それなりの雰囲気?
一年も経てば、少し深みのある色合いになりますでしょうか。


  

2023年04月23日

ヴァージナルのハチ公 その後

隠居は暇なはずが、素敵なコンサート、来客、貸し出している楽器のメンテナンス、などなど続いて、久しぶりの投稿。
部品をぼちぼちと作ってきて、楽器の形に組み立てる段階に来ました。


鍵盤は3月半ばに完成。




響板に付けるブリッジは設計を変更、ジャックガイドは精度UPを目指したのでとっても手間を食いました。。



響板組み立ては天気の良い日を待って 4月10日。


今日からいよいよケースの組立。
五角形の箱ですから、留(mitre)の角度も5種類。出来は治具の精度で決まります。




今日は正面板の接着まで。




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2023年02月01日

ヴァージナル : キーカバー と アーケード

ナチュラルキー(白鍵)に使おうと、黄楊材カバーを切りだしたのものの、表面を鉋で仕上げようとしたらエライ手間がかかると判明。 
黒檀材で作ったときはそれほどでもなかったのに、黄楊はホントに硬くて緻密だ。だからバロック時代には、リコーダー、オーボエなどの管楽器から弦楽器の指板とかテールピースなど、広く使われたのでしょうか。


ベルトサンダーに作戦変更。




廃品の1mm厚のSUS板で厚さを規制する治具を作って、ベルトサンダーに乗せてみた。




ビミョーな力加減のコツを掴んだら、一定の板厚で表面ツルツルになりました。


こうなると、キーフロントも質感を合わせたくなる。
むかし作ったアーケードカッターに再登板してもらった。



刃の精度が悪くて振り回されるので、不良率が高い。
そう言えば、VOGELから買った既製品アーケードも一枚当たりの個数がバラバラだった。ひょっとすると、不良品を切り取った結果だったかも ・・・ ゲスの勘繰り ? ・・・
  

2023年01月25日

ヴァージナル八郎くん着工

新年早々、ヴァージナルの注文が来ました。
これで8台目、鎮西八郎為朝にあやかったわけではありませんが八郎くんと呼ぶことにして、部品をぼちぼち作り始めています。

ナチュラル(白鍵)のキーカバーはこれまでVogelなどから購入していましたが、ヴァイオリンで不要になった黄楊材を頂いたので今回は内製化することに。でも手間はかかるんです。

厚さ25㎜ほどあるので、板目に切出すと綺麗な木目が出そう。





これで1台分は充分、うまく取れば2台分行けるかも?



もっとも、このあと鉋で厚さを 3mm に揃えて表面を削り上げるのが大仕事です。

今日は作業場の気温 5℃、ちょいと寒すぎた。

  

2023年01月01日

2022年12月23日

チェンバロのメンテナンス動画

当工房で作ったチェンバロを弾いてくださっている方に向けて、爪の交換手順の動画をYouTubeに上げました。

弦をはじく爪は数年くらいの頻度で交換します。演奏者の方に作業方法を説明するのに取説とか口頭説明ではなかなか伝わりずらいです。実作業を見て頂いても手許が良く見えません。
動画にすれば少しは分かり易くなるでしょうか?

動画をつくるのは初めてです。ヴィデオと静止画をスマホで撮影し、エディターで編集するのは試行錯誤続きででウンザリしました。
音楽に限らず、最近はYouTubeから情報を得ることが増えています。ユーチューバーの皆さんも結構大変なんだなと実感しました。


https://youtu.be/zZyrr8Q_NcQ


撮影はおもに一番手前のヴァージナルを使いました。


  

2022年10月23日

ヴァージナルの音が出始めた

弦を張り終えました。
昨日からジャックを組込み中。




ジャックの入った音から荒調律をしています。
50本の弦の張力は合計で130kgfくらいになります。全体の力学的バランスがが取れて落ち着くまでに3か月?




まだ爪のヴォイシングをしていないのでバラバラな音色ですが、ところどころ良さげな響きがするのが嬉しい。

  

2022年10月15日

ヴァージナルの組立て ぼちぼちと

遅々として、進行中。

ジャック穴の仕上がり具合。




ロゼッタを貼り付けてサウンドボードは完成。




日を選んでケースに組付け。



この日の気温22℃、湿度51% でした。


外しておいたジャックレールの受けを取り付け。
これで接着作業は完了。



年内に音を出せるようにしたいものです。

  

2022年09月19日

湿度下がったので響板を組立て

9月中旬になって、やっと湿度が50%前後に落ち着いてきました。梅雨入りから3か月も待っていた響板の組立てに着手です。

左右のブリッジを付けて




裏側には補強のリブを付けて




ジャックスライド(ジャックガイド)を接着し




今日は、ジャックを通す穴を加工中です。



50ヶ所の下穴を削り広げていく手間仕事。 表面に見える場所でもあり慎重に・慎重に・・・
  

2022年06月12日

ブリッジ ; 部品が揃った

音色を決めるキモ部品。

基本的には弦長がオクターブ毎に2倍(1/2)となるような形状なんですが、ヴァージナルでは低音側の半分は短縮せざるを得ません。
材質は今回はビーチ(ブナ材)。

細い角材に製材して、弦の乗る角の面取り。




専用の蒸篭で30分くらい蒸して





型に固定しました。




これで響板に取り付ける部品は揃いました。
・・・折悪しく南九州も梅雨入り、組立ては晴天待ちになりまする。。。
  

2022年05月31日

ジャック・スライド

 JACK SLIDE または JACK GUIDE はいちばん手間を食います。
ヴァージナルの場合、弦が鍵盤に対して平行に張ってあるので、さらに面倒です。

今回の材質は朴です。
まず、溝切り。




長さ30mmほどに切って角度を出して接着。




接着完了。




側面を切り揃えて、細かいところは鉋仕上げした後スプルースで挟みました。



次はブリッジ。
  

2022年05月22日

ローズ (ロゼッタ)

響板の「サウンドホール」はググって見たんですが、日本語訳が無いようです。

そのサウンドホール周りの装飾、「ローズ」が出来ました。
4号ヴァージナル以来、刻みをお願いしているのは KYON製作所。凝り性の性格からか、いつも安心の出来栄えで有難い。




5枚重ねると、こんな風になります。取り付け前にキチンと接着します。



梅雨の晴れ間を狙って組立てにかかれるよう、あと、ブリッジが左右の2本、ジャックスライドを急がなきゃ!

  

2022年05月15日

ヴァージナル第一号: 響板を交換

TANUKI工房のヴァージナル第1号は2010年完成。
その後、製作する上で何か気付くたびに改造したりバラしたりしていました。

ジャックを変え(ジャック穴を削り直す)、響板のリブの位置を変えたり増設したり、「実験機」として色々と試しているうちにガタガタになってしまいました。

とは言え、3年がかりだった初号機なので捨ててしまうのはちと忍びない。響板を新作して入れ替えることにしました。


まず、響板外し。
膠で着けてあるので水を含ませてやんわりと剥す。




外箱と鍵盤は健在 ! このまま使えます。



新しい響板の材料は8年前に買っておいたスプルースを製材 → 2枚接ぎ → 厚さ仕上げ中(3.2-3.3mm狙い)



続いてブリッジを曲げて、ジャックスライドを作って、小物部品を作って ・・・ 納期は無いので、気任せで呑気に進めます。

  

2021年05月25日

コンサート: バロックの地産地消

 これまでにTANUKI工房で作った楽器から3台が集合するコンサートです。

チェンバロによるソロ、デュエット、他楽器とのアンサンブルを演奏します。
演奏者も宮崎県人、 ただし、フルート、ヴァイオリン、チェロ 及び楽譜は県外あるいは海外の産です。





7月4日(日) 午後2時開演 会場はサル・マンジャー (宮崎市船塚2-17)。
料金無料、限定40席。事前予約制。
予約・お問い合わせは☎︎090-2586-1147(木村)まで。当ブログへのメッセージでもお受けします。


出場楽器 :
 錆太くん (フレミッシュ 2014年)



 伊太郎くん (イタリアン 2021年)



 五郎くん (ヴァージナル 2015年)


  

2021年05月04日

運ぶための支度 : Italian Cembalo

この連休中に100kmほど運ぶことになりました。支度です。

鍵盤は剥きだしなので、運んでいるときに変な力がかからぬよう、そして横に立てた時に外れないようにゴム紐で留めました。







重量22kgほどなので、二人いれば余裕で行けそうです。

  

2021年04月29日

細々と: イタリアン・チェンバロ 

後回しにしていた雑工事。

やっと、バフストップを付けた。




こちらは蓋。

作業するときに木屑が入らないよう運搬用の保護板を載せていたが、長さ2m超で取り回しが面倒。
切り離してありあわせの丁番でつないだ。
ホントは綺麗な外箱に収めるのではあるが・・・




やってみたら、ジャック回りの調整はこれで不自由なし。
自宅での練習程度なら、それも出来そう。 コンサートとなるとムリ!



次は、この蓋を開け閉めできるようなひと工夫が要るかも。